andard

怪盗と判官のandardのレビュー・感想・評価

怪盗と判官(1955年製作の映画)
3.3
市川雷蔵と勝新太郎の若さあふれるロードムービー。

遠山の金さんと鼠小僧に弥次喜多がミックスされた話でオチは割と取ってつけたような感じ。

冒頭に二人が対面するシーンが特に良い。お互いが顔を見せずに別れるところも良い。

旅の一座のお蔦の臨終のところ、雷蔵がお蔦に話しかけながらも鼠小僧に話しかけるところもよい。
「だから、世の中を恨まずに死んでいける、でも、、」みたいなセリフ。

最後のオチのところはもう少し工夫があっても良かったかと思う。

捕まった一座の2人を助けに行くところももうちょっと格好良く出来たら良かった。
雷蔵のチャンバラも見せ場と思いきや、そうでもない。冒頭のシーンで感じさせる並々ならぬ腕前が感じられないのが残念。唐突に天狗って。
andard

andard