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カラスの親指のtheocatsのレビュー・感想・評価

カラスの親指(2012年製作の映画)
1.0
駄作と言いたくないがとにかく長すぎる!!

160分かける内容ではない! せめて2時間に圧縮できればまだよかっただろうが、こんな締まりのない「超大作」を見せられたらたまったもんじゃないよ!!

やくざ絡みの震えるような恐怖もないし(其れが〝詐欺芝居”だったとしても)、疑似家族の仮初めの幸福感も伝わらないし、〝善の為の詐欺の詐欺”も何ら爽快感も一本取られた感もないし、とあっては徒労と〝眼精疲労”しか残らないよ・・(笑

大体あんな金のくすねられ方をして暴力団が気づかないわけないし、遅かれ早かれ皆惨殺されるのがセオリーだろう。だから最後の40分はその追跡をなんとか振り切る物語と思いきや全然そうならない「平和ボケ」的ラストなんだもの。

阿部ちゃんはいいとしても村上ショージさん主役は荷が重かったと言わざるを得ない。
決してコメディアンは嫌いではないが特にラスト独白の場面に役者としての軽量さ、未熟さが露わになってしまった。これがベテランの俳優であれば視聴感も全然違ったものになっただろう。

能年玲奈と石原さとみも魅力が存分に生かされたという感じはなかったね、残念ながら。

エンドロールで気になったのが20世紀フォックス総指揮とあったこと。つまり監督の意志ではどうにもならない外資の大きな力が介入してのこの結果なら、誰にとってもお手上げだったのだろう。合掌・・・

総評一つ星


阿部ちゃんについての大きな不満。1.5倍速視聴しようとしたが阿部ちゃんのセリフがまず聞き取れないので諦めて1.2倍速視聴しかできなかったこと。字幕あればよかったんだけど・・・まぁ仕方ないね。笑

002007
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