rage30

愛と哀しみの果てのrage30のネタバレレビュー・内容・結末

愛と哀しみの果て(1985年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

アフリカでコーヒー農園を始める女性の話。

アフリカに移住した女性の恋と成長を描いた作品って感じかな~。

離れた夫の元まで旅をしたり、ライオンに立ち向かったりと、主人公が勇敢で逞しい女性へと成長していく姿が印象的。
夫が役立たずな事もあり、実質、彼女1人でコーヒー農園を経営するので、女性の自立を描いた作品とも言えるのかもしれません。

後半になると、ロバート・レッドフォードの恋愛が描かれるわけですが、まぁ~ロバート・レッドフォードがカッコ良かったですね。
「君を抱きたい」というストレート過ぎる台詞は、男が見てもドキっとさせられるものがありました。
まぁ、後の悲劇を考えれば、素直に結婚すれば良かったと思うんですけど、自由人な彼だからこそ、主人公も惚れたと思うので、難しいところですね。

そんなわけで、アフリカに移住した女性の一代記として、それなりに見所はあるものの、流石に2時間40分もの上映時間は長過ぎます。
内容を詰め込んでいるならまだしも、カットしても良いような叙情的なシーンも多いので、余計にそう感じてしまうのでしょう。

また、主人公がいくら現地民へ親切に接しているとはいえ、白人による植民地支配である事には違いなく、それを考えると、モヤモヤするものを感じてしまいました。
『風と共に去りぬ』と同じ問題を抱えているというか、現代の目線で昔の映画を見る限り、こういう問題は避けられないのかもしれません。
rage30

rage30