このレビューはネタバレを含みます
三部作の最終作として物語が収束する本作。
多くの苦難を乗り越え、最後に迎える大団円は涙せずには観られない。
今回の鑑賞で印象的だったのは、世界は平和になるが主人公フロドには傷が残ってしまうこと。
旅を終えてホビット庄に戻ってきても、元の生活には戻れない。
人生において一度通った道を戻ることはできず、一生背負うことになるのだと……
しかし、傷だけでなく旅を通して得た仲間との絆も堅く強固なものである。
それを胸に秘めて、それぞれが自分の道を進んでいく印象的な終わり方だった。