菩薩

ガンファイターの最後の菩薩のレビュー・感想・評価

ガンファイターの最後(1969年製作の映画)
3.9
すったもんがありましたと言うからもっともとっ散らかってるのを想像していたが全然観られる…し、めちゃくちゃ最高の虚無エンドでテンションが爆上がりした。時代の転換期に意固地を貫き通す事の無意味さ、それよりも進歩を装ってどこまでも保守のとかげの尻尾切りの醜さ、全米ライフル協会員からしたら発狂ものかもしれないが徹底的な銃批判。何かにつけて言葉が足りないおっさん同士の無意味な削り合い、その過程で散っていく若い命といっちょかみしたせいでドブに命捨てることになる野次馬、一人残される女。本当に誰も幸せになれない作品で普通に好き、労働意欲めちゃくちゃ削がれる。
菩薩

菩薩