ロールシャッハ

ロリータのロールシャッハのレビュー・感想・評価

ロリータ(1962年製作の映画)
3.0
ウラジミール・ナボコフ著書。
ブレードランナー2049で使用された「青白い炎(Pale Fire)」の著者。

本と映画では性描写無し、ロリータの年齢引き上げ、舞台がイギリスになっていたり、大きく違っている。
(ペディキュアを塗ってるところが唯一親密度高かったかな)

児童ポルノ禁止法により仕方ないが、つくづく映画向きじゃない。

内容は中年の教授が下宿先の未亡人の娘ドロレス(愛称:ロリータ)を好きになってしまい、終いには人を殺す。
そこにはロリータの無垢な可愛さ、子供と大人の中間の魅力、雰囲気、言葉遣いなど色々あると思う。
しかし、性描写を避けているため、「ロリータ」の根幹まで描き切れないため、なぜ人を殺すに至ったか、刑務所で日記のようにこの物語を教授は書いてるらしいが、反省しているかどうかまで原作に忠実でないのが惜しいところ。

97年のリメイク版もあるので、そちらもチェックしようと思う。
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