スタンリー・キューブリックで未見のこの作品。これまであまり観たいという気にはならなかったのですが、久しぶりに「2001年宇宙の旅」を観た勢い?で鑑賞。
当時、いろんな規制で描けなかったところも多いようですが、この小説を映画化するにあたっては予想されたことなんではと思う。やはり物足りなさを感じます。主役の少女を演じたスー・リオンがあまり幼く見えないのも狙っているのか?ややインパクトが弱い気がしました。
それでも、常識人であった教授が徐々に狂っていくとこなんて、この監督の得意のパターンだし、ロリータの母親の癖の強さや、何と言っても不気味な存在感を出していたピーター・セラーズは、これでこの後の「博士の異常な愛情」の役に繋がったんだなと納得の怪演でした。