ヤスヤス

ロリータのヤスヤスのレビュー・感想・評価

ロリータ(1962年製作の映画)
3.6
キューブリック監督、原作者のウラジミール・ナブコフが脚本ということで、期待していたが、検閲対策と上映時間の制約が問題なのか期待外れだった。
原作のロリータが12歳であるのに対し、本作では17歳。これだけで、かなりニュアンスが変わってくる。
加えて、原作にはハンバートが少年時代、好きだった少女が亡くなり、今だに過去を引きずっているという背景があったように思う。本作では、これに触れていないため、単に若い子に執着する変態親父になっている。
良かったのは、ピーター・セラーズのいかれっぷり。「博士の異常な・・・」で演じたストレンジラブ博士より狂気を感じた。ピーター・セラーズおそるべし。
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