明石です

地下水道の明石ですのレビュー・感想・評価

地下水道(1956年製作の映画)
4.3
二次大戦中、ワルシャワ蜂起に参加するもドイツ軍に追い詰められ、退路を無くし袋のネズミになった末、だた唯一の逃げ道として「地下水道」を彷徨うことになった兵隊たちを待つ悲劇。ポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダ監督の長編2作目で、50年代にポーランド映画ブームが起きた際の火付け役となった作品ですね。敵兵を何人殺しても絶望しか待ってない悲劇的な状況下の兵士たちを容赦なく写実的に描く作風に心意気を感じる。また戦場で虚ろに鳴り響くピアノとオーボエの音に心打たれたぜ。そういえばポランスキーの『戦場のピアニスト』はこれをモチーフにしてたのか。
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