アンジェイ・ワイダ監督作品
抵抗三部作の二本目
開始10分、いきなり片足を失った女性を見せつけられ、一気に嫌な世界へと連れてかれる。女性が娘を知りませんかと行き交う人々に尋ね続ける場面は過去も未来…
光が見えた。
第2次対戦中のポーランドで逃げ場を失ったザドラ率いる中隊は地下水道使って市へ向かおうとしていた。
抵抗三部作の二作。
これは面白い。前半は戦争映画で後半からパニック映画のような作…
傑作。1944年ワルシャワ蜂起、ポーランド軍の抵抗も虚しくナチスドイツの攻撃は苛烈に。狭く暗く汚い地下水道を這って歩いていく抵抗軍。
前門の虎、後門の狼、ナチスとソ連に板挟みのポーランド。地下水道…
死の濃密な気配に満ちるどん詰まりの地下水道を彷徨う。祈りもなければ救いもない。ただ頭打ちの絶望感だけがあって、真っ暗な水路ばかりが延々と続く単調なショットの連続の底には確かに終わりの足跡が忍び寄って…
>>続きを読むワイダのデビュー作『世代』にもチラッと登場した、マンホールから負傷したレジスタンスが顔を出すシーン。旧ソ連軍の呼びかけによって蜂起したポーランド国内軍だが、ドイツ軍の猛攻によってあえなく南側の解放区…
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