地下水道の作品情報・感想・評価

地下水道1956年製作の映画)

KANAL

製作国・地域:

上映時間:96分

ジャンル:

4.0

『地下水道』に投稿された感想・評価

たつ
4.4

傑作。1944年ワルシャワ蜂起、ポーランド軍の抵抗も虚しくナチスドイツの攻撃は苛烈に。狭く暗く汚い地下水道を這って歩いていく抵抗軍。

前門の虎、後門の狼、ナチスとソ連に板挟みのポーランド。地下水道…

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死の濃密な気配に満ちるどん詰まりの地下水道を彷徨う。祈りもなければ救いもない。ただ頭打ちの絶望感だけがあって、真っ暗な水路ばかりが延々と続く単調なショットの連続の底には確かに終わりの足跡が忍び寄って…

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しば
3.8
極限状態に置かれて露わになる人の本質......。
レジスタンスの英雄的物語ではない「汚い」部分を描いたと言えるかもしれない。
地上も地獄、地下も地獄まさに袋小路
あんな下水歩いてたら出られても確実に病気になる
デイジーがイイ女すぎる

ワイダのデビュー作『世代』にもチラッと登場した、マンホールから負傷したレジスタンスが顔を出すシーン。旧ソ連軍の呼びかけによって蜂起したポーランド国内軍だが、ドイツ軍の猛攻によってあえなく南側の解放区…

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kay09
4.1
ポーランドがソ連・ドイツをどのように捉えているかを再認識した。壊れてゆく人々が印象に残る。
nola
4.6

強烈な絶望。世代と比べて急にパンチが強くなった。地下水道に入るのは後半からで、前半ではキャラ紹介や戦闘シーンが描かれる。ここについてはショットがかっこいいくらいで特筆するところはないが、ゴリアテがで…

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怖くて悲惨。。。

独軍に全滅の危機にさらされ、パルチザン部隊中隊長ザドラ(ヴィンチェスワク・グリンスキー)は撤退命令を受ける。43名いた隊員も20名に減り、マンホールから下水道を伝って脱出を図ろう…

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4.2
Chopin
《12 études Etude No.12 c-moll Op.10-12》
《Ballade No.4 f-moll Op.52》
Warszawa, 1944
qqqq
3.7

絶望のつるべ落とし。地獄とはこの世の事だったのかと気がつく。この無明汚水地獄の前では人々の希望や愛や真など、汚濁にまみれて腐り落ちる。
「ワルシャワ蜂起」に関してはソビエトの火事場泥棒的な立ち回りが…

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