Mayu

ディパーテッドのMayuのレビュー・感想・評価

ディパーテッド(2006年製作の映画)
4.5
マフィア系バイオレンス映画。

…にしても奥が深すぎるやろ。
幾重にも張り巡らされたトラップとそれを明かそうとするキャストの熱演からは目が離せません。

アイリッシュ系マフィアのボスコステロ、コステロに育てられたコリンはコステロの悪事への捜査妨害のために、マフィアのネズミとして警察に潜入させる。
そして警察側もコステロの悪行を把握しながらも状況証拠が掴めず、警察のネズミとしてビリーをマフィアに潜入させる。
捜査を続けていく中、警察の中にネズミが潜んでいる事を確信し始め各勢力のネズミ同士の攻防線が今作の見所です。殺されるか殺されないかのギリギリで精神をすり減らしながらファインプレーを見せるディカプリオ。
バレるかバレないかのギリギリで捜査を撹乱させるマッドデイモン。
ストーリーに引き込まれます。
私は基本、正義応援派なのでディカプリオ応援してました。ってかディカプリオかっこよすぎだょ。
精神病みながらギリギリで頑張ってるところとか、上司との密会がバレて上司射殺からの動揺しながらも自分の身分がバレないように一瞬でマフィアへの転心したシーンとか秀逸。
でも悪役勢も素晴らしい。
ジャックニコルソン。本業はそちらなんじゃないですか?と疑いたくなるほどまぢでヤバイボス完璧に演じきってます。マッドデイモンも、むかつくクソネズミ、ヒール役ハマってますね。

終盤で一気にストーリーが流れていってついていくのに必死ですが、ラストシーンでスッキリする人はすっきりするだろうし、えっ!?どゆこと??!!ってなる人もいると思います。私がそうでした。笑
結局はネズミだらけ、表面的なネズミ2匹に加えさらにいるってことです。
最後のシーンでネズミを持ってくるのが乙。
再見してさらに理解が深まり、面白味が深まる映画です!!
おすすめ!!
Mayu

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