こまち

ファイト・クラブのこまちのレビュー・感想・評価

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)
4.5
大量消費社会の、買って集めて金に囲まれた盲目的な生活に気づかされた。彼らはそんな生活から脱却して、“生”を痛みで味わおうとしてるけど、カルト化してしまうのも人間の落とし穴というか、真理っぽい皮肉で好きだな〜

最後のどんでん返しで度肝を抜かれる。
最後PixiesのWhere is my mindでエンドロールに移るのも最高!狂気的な世界観にマッチしてる。

最初にみた時は期待しすぎたかなと思ったけど、アダプテーション作品に関するレポートがちょうどあったからこのファイトクラブについて書いたときに、小説も読んで映画も何回も見ているうちにどハマりしてしまった。映画にする上で大袈裟にCG使ったり私たちに話しかけてくるようなシーンがあったり、色々工夫されているなと。もう先に映画を見てしまってるから、小説読む時は完全に「僕」はエドワード・ノートンに、「タイラー」はブラピに脳内変換されてしまったけど、映画にはない設定やシーンもあって読み応えありました。ラストも違う。

ブラピ演じるタイラー・ダーデンはなんか憎めないキャラというか…愛されている理由がよくわかった。めちゃくちゃハマり役!

ある種社会風刺的な、皮肉な作品でひねくれ者の私にはぴったりな作品
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