なぽりん

ファイト・クラブのなぽりんのネタバレレビュー・内容・結末

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ほとんど男の人しか出てこないし、タイトル的にただの男臭い暴力映画だと思ってる人もいるけど、そう思ってる人にはぜひもういっかい観てほしいな。

資本主義社会で生きている以上、主人公みたいにお金を稼いで、(本当はいらない??)物を買って生活する事は何も間違えてないし、むしろ優良な?市民なんだと思うけど、タイラーは、それは本当に自分の人生として生きられているのか?って言っていて、何となく生きてきた私は目が覚めたような気分になった。
タイラーは主人公の本能で、理想像なんだから魅力的なのは当たり前かもしれないけど、そのかっこよさはビジュアルもだけど、しっかりと自分の正義、生き方を持っているところなんだと思う。すごくかっこいい!
痛みこそ生きてる証だ!みたいな事とか社会に対する迷惑行為の正当化は私には理解できないし、資本主義社会ごと壊そうとしたのはやり過ぎだと思うけど。。
エンドロール直前にあれが映るのは映画の中のタイラーのイタズラじゃなくて、観てる私たちの『タイラー』がやった事だったり…。