職業がなんだ
財産が何の評価に?
車も関係ない
人は財布の中身でも
ファッションでもない
お前らはこの世のクズだ
この作品たくさんの人生についてのメッセージが埋め込まれているのだが、先頭に書いた文が僕的には一番監督が伝えたかった事だと思いました。
死に直面をしないと本当の自由を感じることができない。
お金によってある意味自由が規制されたこの世界
お金は死よりも大事なのか。
どん底に落ちろ。と自分と戦うクラブファイトクラブ。
自分に不必要な余分なお金を稼いだせいで、自分に不似合いな人生を歩まされた。
自分の夢を諦めてまでお金を稼いで何になる。死の瞬間何を思う?
その答えを知る為に、その答えを世の中に教え込む為ファイトクラブがある。
毎日同じような日々を過ごしているだけで、充分な財産を得て、人生の価値を薄める。
対価に対する代償。
人生で本当に大切なものは何か?お金?地位?
今作はやりたい事をやりたくてもできないこの世の中に対するアンチテーゼだ。
安全に生きる為だけに生きる事がどんなにつまらない事か。
ここ数年SNSが主流の世の中になり益々狭い世界になってしまった。
誰かに褒められたくて、見栄を張る。誰かに認められる事を目標にしてしまい、自分とは違うもう一人の自分を生み出してしまう。
この世の中に生きている人のほとんどが自分とは違う別の自分がいるのだ。
そのもう一人の自分は本物なのか?人生を偽物の自分に生きさせていないか?
生活における一定の財産を得れるベーシックインカム制度が今一番この世の中の定義の破壊に一番有効な手段かもしれない。