みあせぶ

ファイト・クラブのみあせぶのレビュー・感想・評価

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)
4.1
“コピーのコピーのコピーのようだ”


セブンが気に入ったので、デヴィッド・フィンチャー監督作品3本目!(「ソーシャル・ネットワーク」は既に観てました。あれも好きです!🖥)

こちらもセブンに負けないどんでん返しが待っていて、またしても1本取られました😂

不眠症の主人公がタイラーという人物に出会い、ファイトクラブを結成。タイラーとの出会いとクラブの存在が次第に大きなものとなり、主人公の人生を狂わせることとなる…

初めに、エドワード・ノートン(主人公)とブラッド・ピット(タイラー)が正反対なんですよね。見た目もそうだし、考え方や行動力なんかも…その相違点があのラストに繋がっていくんですよね…ほんとに作りが上手い!

クライマックスは今まででてきたシーンを主人公目線と客観的目線で対比してきてその違いに笑ってしまった。撮影してる時もカオスだな…

ファイトクラブは一種の暴力肯定宗教団体のようなもので、だんだんと信者が増えているのが少し怖かったです。仕事をこなす日々の中で、意外にも多くの人が力と力のぶつかり合いを求めているんだな…ブラピも劇中で言ってますが、「痛みを受け入れろ」というのが、自分が生きてるということの実感へと繋がっていくんでしょうか…

ファイトクラブについてはいくつかルールがあり、信者たちが律儀にルールを守ってるのはなんだか可愛く感じました。まさにカルト映画。
やってる事のレベルが大きくなってくると、さすがにファイトクラブの会員はみんな狂ってるなと思い始めましたね。笑

デヴィッド・フィンチャーにはいつも驚かされてばかり。まだまだ観てない作品が沢山あるので新しい楽しみがまたひとつ増えたような気がしています😳
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