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高原の駅よさようなら
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『高原の駅よさようなら』に投稿された感想・評価

csm
5.0
し〜ばし〜わか〜れを〜♪木立の中で小畑が歌うMVはじまりで楽しすぎてウキウキ。高原の療養所に馬車で水島がやって来る。カガキョンナースと出くわして何度も荷物落としてコケる水島は野草研究家、おもむろにハモニカ吹いたりと相変わらず良い感じでムカつかせてくれます。二人で山行ってホー♪が最高な小畑のMVパート、キリッと眼鏡で煙草に将棋で苦い珈琲淹れる風見章子女史、ハーシーの板チョコ渡す水島の婚約者ってばアメリカ〜⁈な先輩女性二人がまた驚きの理解者で、結局水島と山行ってINZMの中うっかりチューしたりフラついて水島にヒシと抱き止められたりなんだりのカガキョンだけがグズグズして、好いてくれてる地元の幼馴染(かっこいい💢どー考えてもこっち💢)田崎潤の馬の後ろに跨って東京へ帰る水島を追っかけてる間にその振動で何かしら気が変わったの?ってかわいいモンペズックに笑顔で水島見送って。男のメンツで生きてる柳永も嬉しい役所。つか水島いくつの設定なんだろう。高原の植物&ガスってるスモークっぷりとか病院の裏階段のとこで看護婦らと岡村文子おばやんが炭坑節踊ったりするの好き、田崎潤は次郎長もやってた。掘って〜掘って〜また掘って〜
flyone
-
中川信夫が、「怪談映画の名手」という語彙にとどまらぬ多様な表情をそなえた真の意味での映画作家であることは、もはや常識となりつつある。その才気あふれる手腕は、歌謡映画としてさしたる野心もなく撮られたであろう『高原の駅よさようなら』においても存分に発揮されている。この作品は、『東海道四谷怪談』や『地獄』といった作品群に見劣りするところのない、真の傑作だ。
冒頭、乗合馬車が画面奥から手前に向けて走ってくるショットに驚かされる。アメリカ映画だけに可能だった西部劇がいま日本で生まれようとしているのかと動揺する。
乗合馬車で療養所を訪れた水島道太郎は、そこで働く香川京子と恋に落ちる。溌剌としたさわやかな恋愛模様を捉える一連のシークェンスでの香川京子のかわいらしさは、水島道太郎ならずとも微笑ましい気持ちで眺めることになるが、激しい雷雨のなかでふたりが初めて口付けを交わすシーンの画面の連鎖には、瞠目すべき繊細さが宿る。
その後の画面の推移は、最後、冒頭の動揺を反復するどころか名状しがたい感動のこみ上げる馬と汽車をひとつの画面に捉えるすばらしいショットに至るまで、見逃すことの許されぬすばらしい瞬間に満ちている。
3.8
美しき高原!
「旅愁」のハーモニカシーン、夜霧の演出が幻想的で甘美!
花を詰む看護婦・香川京子に、ハーモニカを吹くのをやめ話しかける東京から来た植物研究家・水島道太郎。「向こうに百合が咲いてますよ」「患者さんには匂いが強すぎます」

ハワイアン?なんとも軽〜く心地よい挿入歌がいい!
ほのかな香りの漂う小径 
春は巡れど
過ぎしあの日の夢いづこ
高原に来てすぐに急接近する二人に驚かずにはいられないが、高原の澄んだ空気と花々が開放的な気分にさせたと思えばいいのか笑
「この花は素朴でね、君のように美しいよ」
香川京子の画面一杯のアップに「故郷の空」独唱!
つぶらな瞳とは、香川京子のような瞳を言うのかな。

水島道太郎の病室へ案内した香川京子にハーシーズの板チョコをチップ替りに渡す東京のお嬢さん…。なぜに板チョコ⁈森永や明治ではなくハーシーズというのは、1951年のサンフランシスコ平和条約締結の前後?つまり、未だGHQの占領中だった時期にに製作された映画だからかしらん。いろんな意味で不思議な演出だった。

テキパキしていて聡明な女史役の相馬千恵子、美人だなぁ。
彼女が珈琲をすすめるということは、その人を気に入ったという証拠だと、映画の冒頭の方で柳永二郎が水島道太郎に話す。しかし女史の淹れる珈琲はかなり苦いらしい。この話が後のシーンにうまく繋がる。女史は東京から来たお嬢さんにも珈琲を淹れる。その時、お嬢さんは「苦いわ、お砂糖ください」と砂糖を求めて、珈琲に砂糖を入れる。そして、話は展開し、水島道太郎を諦め、身を引こうと決心したお嬢さんに女史が話しかける。
女史「あなたは強い人ねぇ」お嬢さん「でも、女が強いなんて言われるの…淋しいわ」女史「そ、淋しいわねぇ…。わかるわ、私もそう言われてるから」お嬢さん「でも、私強くなかったら負けちゃう。だって、自分が今まで一番大切にしていた幸せな夢を他の女の人にあげてしまうんですものね」女史「…飲まない?珈琲?」お嬢さん「苦過ぎるわ」このシーンに持っていくために、女史の珈琲シーンが何度かあったのだ!そう考えると…ハーシーズの板チョコをハンドバッグに入れて持ち歩くような恵まれた東京のお嬢さん、すなわち、甘い、または甘やかされて育ったお嬢さん、そして苦い珈琲を出されても、自分の意思で砂糖を求め、思い通りに甘くするお嬢さんが、初めて自分の意思ではどうにもならない人生の「苦さ」を知る…ということになるのかしら。
なかなか深く奥行きのある映画だ!
監督名を見ると『虞美人草』を撮った中川信夫監督だから、小道具と演出にはやはり凝っているような気がする。