このレビューはネタバレを含みます
こういう所謂、重苦しくて、とか苦しい、とか後味が悪いとか言われている日本映画がすごく好きなんだけど、純粋にアダルトチルドレンの長女や長男側の心情が、自分の幼少期に投影できて、共感できちゃうからかもしれないからだった。
身勝手な親に対して、子どもが改変するしか無い状況っていうかシンプルに親がいないと生きていけないから、いろんなものを制約されている中で色んな感情が蓋をしてしまう、自分でなんとかしなきゃっていう状況には共感というか…。小さな反抗しかできなくて、それでも兄弟を守らなきゃいけないとか
本来、この歳で考えなくてもいいことを、想像以上に過敏になったり、考えなければ文字通り生きていけないのは、どうなんだろうと思う。
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母親の身勝手な責任のない発言や行動によって、子ども達が我慢して苦労するの、余計苦しいというか。
(パートナーに逃げられた母親の苦労もわかるのだが…)
子どもが、罪を重ねられたりするの余計不幸な状況下になっていくのがなんだかリアルというか悲しいな。
リリィシュシュのインタビューでも書いてた気がするけど、幼少期の抑制していた心情や状態をこういう風に描くことの意味というか救済について考える。