Hiii

BULLY ブリーのHiiiのネタバレレビュー・内容・結末

BULLY ブリー(2002年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

KIDSのラリークラーク監督が描く実際にあった『ボビーケント事件』についての作品。若者の浅はかさやエスカレートする悪ノリみたいな怖さもリアルに描いている。(犯行後怯えて焦っている感じとかも)

映画にも描かれていた通り、ボビーはイカれてた自己中わがまま人間で、こんな人間が周りにいたら絶対に関わりたく無いタイプ。友達マーティーを暴力で従わせたり、せっかく優秀なのに足を引っ張ることばかりだし、知的障害者や老人の頭にボールをぶつけていじめたり、女の子にゲイのセックスビデオを無理やり見せながらレイプしたり…信じられないくらいの最悪なやつ。

カメラワークとか音楽とかラリークラークっぽさが良い。自分も現場にいるような気分になって胸くそ悪さや焦りと恐怖に駆られた。

正直言い渡されたそれぞれの判決が重過ぎてびっくりしたけど、実際の事件で殺されたボビーの親が金持ちでとにかく重罪になるよう腕利きの弁護士を雇ったとか…
浅はかな計画やノリで人生を棒に振った若者達だけど、ボビーが長年虐めてきた経緯やレイプしたりしてきたことも含めて判決が容赦なさすぎて、更生する時間すら与えられないような判決に考えさせられる作品。
Hiii

Hiii