このレビューはネタバレを含みます
『アメイジング・スパイダーマン』（'12）
The Amazing Spider-Man / アメリカ合衆国 / 英語
サム・ライミ版から時を経て、リブートされたシリーズ第一作目。
この後にトム・ホランド主演のシリーズがある。
映像は画期的なことはもちろんだが、サム・ライミ版よりも現代的な若者設定のピーター・パーカーが印象的。
ダサい設定には変わりないのだが華がありすぎて、個人的にはキャスティングミスにしか思えなかった。
やはりサム・ライミ版と比較になってしまうのだが、本作は「アメコミ要素をしっかり取り入れた「スパイダーマン」」だったと思う。
サム・ライミ版は、単純なヒーローアクションにしており、ドラマ要素も強く作っていた。
本作は全体的に展開も映像も派手で、本作の方がマーベル作品らしい出来栄え。
個人的には圧倒的にサム・ライミ版の方が面白かったし、映画としての出来の良さもサム・ライミ版の方が良かったと思うのだが、監督や時代によって主人公や映画の雰囲気が変わっていることは興味深い。
今日では、アンドリュー・ガーフィールドが演じたピーターが一番影の薄いピーターになってしまったことが可哀そう。
映像はしっかりアメイジングだったので、一見の価値はあると思います。
