このレビューはネタバレを含みます
かつてチャップリンとも交友のあった淀川長治さんの解説でそーかと思った点。
この作品のできた当時はすでに無声映画は時代遅れになりつつあった。それでもチャップリンが無声映画にこだわったのは、どこの国の人でも楽しめるから。でも、彼も抗しきれず歌のシーンで声を入れた。
でも、あれは何語でもない。無声映画映画の延長のような音声歌曲。
最後のシーン。2人が道の向こうへ去っていく。映画で主人公が道の向こうに向かうのはあんまりやりたがらない。
でもこの作品は、それをやった。ただ、明るい音楽が2人の行く末を照らしてるようで暗くならなかった。
チャップリンもいまは配信で見ることできるけど、劇場で見るのは格別。回数券みたいに割引きくようにしてくれればよかったんだけどなあ。