GaPTooth

ミルクのGaPToothのネタバレレビュー・内容・結末

ミルク(2008年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

対象が同性である...というだけで、
愛することが[罪]
存在自体が[犯罪]
という時代。
人々の意識を大きく変える闘いを立派に闘い抜いたハーヴィ・ミルクの功績。
その[最期の8年間]の日々が、記録映像も挟みながら描かれている。

1970年。NY。スコットとの出会い。
1972年。サンフランシスコのカストロ通りからミルクの闘いは始まった。
そして、1978年1月9日。
アメリカの歴史上初めて、ゲイを公言した上で市政委員となったハーヴィ・ミルクの就任式が行われる。
さらに、ミルクが提案したゲイ公民権条例が可決され、6月25日のゲイ・フリーダム・ディ・パレードへと拡大。

ミルクの闘いは、11月7日の提案6号の投票日に最高潮を向かえ、多くの人々の意識が変わり始めた......矢先の1978年11月18日(T^T)

「人々の意識や世界を変えることは簡単ではないということ」
だけど、
「少しずつでも、世界は変えられる」
ことを証明し礎となったミルクの記録。

闘いには犠牲が伴う。
愛するパートナーを自死へと追い込んだ自責の念に苛まれ、喪失した悲しみにも耐えつつ、前を向いて歩み続けねばならなかったミルクによる意識革命は、現在、確かな拡がりをみせている。
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