アツ

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマーのアツのレビュー・感想・評価

4.3
【観終わった後タイトルに想いを馳せる】
そんな1本。

まず始めに
僕は[うる星やつら]に詳しくなく
漫画もアニメもほぼ未観であります。
(人魚シリーズは何度も観るくらい大好き)

作品に対しては
昔懐かしアニメを振り返る
ランキング形式のテレビ番組で
お見かけした程度(最近ああいう番組無くなりましたね…😔)

『○○だっちゃ☇☇☇』が口ぐせの
ラムちゃん(ビリビリを出す鬼?宇宙人?)と諸星あたるのドタバタラブ・コメディーである。
というくらいの知識くらいしか持ち合わせていません。

今作も
あの『押井守』監督が
かつて監督した
うる星やつらが、
名作らしいので
いつか観なくては…
からの鑑賞でした。

近所のレンタルショップには円盤が置いておらず
ずっと観れないままだったのですが…
まさかのYouTubeでレンタル出来ることに今更気づきまして…😱
もっと早く観れてたんだねー😅

さて前置きが長くなりました
感想ですが…

『ん!?
うる星やつらってこんな話なの🤔?』っていうのが1番先に来て、

観終わった後、
ストーリーや作画の
あまりの完成度の高さに度肝抜かれて
公開年みたら36年前じゃあないですか!

当時のアニメをちょっと調べたら、
アラレちゃんとか、キン肉マンとか
そんな時代じゃあないですか。

(いやいや、ガンダムとか、
オネアミスとかマクロスとか
ナウシカとか…当時他にも!と
そういう声が聞こえてきそうですが
そこはあえて伏せておいてですね…😅)

もう今でこそ 今作の様な表現は
当たり前みたいになっていますが、
公開当時の世間の反応は、
どんなだったのかなーとか想像すると、
ワクワクしますね😆💦💦

作画面では
大勢で食事するシーンや、
校舎内を縦横無尽に動き回るシーンがあるのですが、
手描きセル画のあの動き…最高ですね。
情報量が多いこと多いこと…。
もう目が幸せです😍

ストーリー面では
『インセプション』や、
『涼宮ハルヒの憂鬱 エンドレスエイト』を彷彿とさせる
タイムループ展開なんですが
これを36年前にやってのけた事と
この上映時間にきっちり収めるスキルに
驚愕です。

ラストシーンの
『それは夢さ…』からの
エンディングへの流れ。

ああいうメタ的構造大好きなんですけど、
原作者の高橋留美子先生は
今作あまりお好きではないとか…。

そりゃ、これは
うる星やつらを使った押井守作品ですものね…😅そりゃそうだろうな…と。

エンディングにてタイトルコール

【ビューティフルドリーマー】

夢見る人は
ラムちゃんか…
諸星あたるか…

それとも
TVの向こうの…

『嗚呼!
なんて素敵なタイトルなんでしょうか』

と、
観終わった後に
タイトルに想いを馳せてしまう
『名作』たる所以に納得の作品でした😃
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