アツ

怪物のアツのレビュー・感想・評価

怪物(2023年製作の映画)
4.3
【かいぶつだーれだ】
そんな一本

①一人息子の異変を感じ取り
小学校に乗り込む母親の視点

②該当児童の担任の視点

③該当児童の視点

実際に何があったのかを
この①〜③の視点で描くことで
真実が浮かび上がってくる作品仕様

人は見たいものしか見ないし
見たくないものは見ない
そして
目に映る物事は人によって異なる

真偽不明な溢れる情報
交錯する価値観、先入観、偏見

多面的に物事をみること
その大切さと難しさがしっかりと描かれ
かき乱されるこちら側の心情に
少年たちの透き通った演技と
坂本龍一のピアノの旋律が深く染み入る

怪物とはだれか

怪物とはなにか

想像していた物語の方向とは違ったが
観ごたえもあり深い余韻を残す作品だった

最後に
坂本龍一さんのご冥福を心からお祈りします
アツ

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