【かいぶつだーれだ】
そんな一本
①一人息子の異変を感じ取り
小学校に乗り込む母親の視点
②該当児童の担任の視点
③該当児童の視点
実際に何があったのかを
この①〜③の視点で描くことで
真実が浮かび上がってくる作品仕様
人は見たいものしか見ないし
見たくないものは見ない
そして
目に映る物事は人によって異なる
真偽不明な溢れる情報
交錯する価値観、先入観、偏見
多面的に物事をみること
その大切さと難しさがしっかりと描かれ
かき乱されるこちら側の心情に
少年たちの透き通った演技と
坂本龍一のピアノの旋律が深く染み入る
怪物とはだれか
怪物とはなにか
想像していた物語の方向とは違ったが
観ごたえもあり深い余韻を残す作品だった
最後に
坂本龍一さんのご冥福を心からお祈りします