yoshiyuki

ローズマリーの赤ちゃんのyoshiyukiのレビュー・感想・評価

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)
4.6
あの日から、ローズマリーは周囲の人間の何もかもが信じられなくなってしまったー

ホラー映画にありがちなゴア描写とジャンプスケアを回避しまくりながらもあれだけ観客に恐怖を植えつけられる監督の技量がすごい。前半に気持ち悪い要素を散りばめておくことで何もかもが気持ち悪くなっていくのが凄まじかった。なんで公衆電話の外になんも関係ない人が立ってるだけで怖いんだろう。この先どうなっていくのかということしか考えられなくなって、完全に物語に没入させられた。

加えて、僕自身は完全にローズマリーに感情移入しまくって鑑賞したので、ガイのダメ夫っぷりにもイライラしながら鑑賞した。あれだけイラつかせられる夫を創造するのも凄い。

ラストはモロへレディタリーとかミッドサマーですね。過剰な不幸演出がない分絶望感もすごいけど。
yoshiyuki

yoshiyuki