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インディアン・ランナーのuedashinjiのレビュー・感想・評価

インディアン・ランナー(1991年製作の映画)
4.0
警官の兄が、カーチェイスの末、しかたなく逃走犯を撃ったとき、自分は「あーあ」と思って笑ってしまったのだ。

映画は、人生への不適応者として生きる彼を、神話の登場人物のように描く。それは、彼がどうして不幸になるのか理解できない善良な兄の(人間の)眼を通して、そう見えている。

お父さんのしたことにも、弟の破滅にも、自分は「あーあ」と思って、笑うしかなかった。
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