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醜聞(スキャンダル)のotomのレビュー・感想・評価

醜聞(スキャンダル)(1950年製作の映画)
4.3
他人の私生活を暴く「現代の辻斬り」は公開時はもとより、今の時代にも適用される普遍的なテーマではある。三船敏郎の話ってよりは、『生きる』よろしく生ける屍のような志村喬がお星様に昇天するお話であり、弱者達が来年から頑張ると蛍の光を爆唱するシーンのリアルな弱者像はこれまたかなりのもの。若干ダレる気もしなくはないけれども、良作。
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