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ジュラシック・パークのtheocatsのレビュー・感想・評価

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)
1.0
スピルバーグ的子供だまし演出に辟易

今さらながらの初見。気が進まなくても世紀の大ヒット作は見ておくべきだろうと。
しかし、やはり予想通り見るに堪えなかった。

製作当時に見たら恐竜CGには目を瞠ったかもしれないが、インディジョーンズ的演出は当時であっても拒否反応を示したであろう。
とにかく危機の作り方とその危機一髪の回避がワンパターン。
子供も大人も怖がり方がワンパターン。
悪人の描き方もワンパターン。
男女恋愛と子供への愛など盛り込み方もワンパターン。

本作は子供も対象だから分かりやすさファーストという側面は勿論あるのだろうが、スピルバーグはシビア物でも演出とセットどちらも「作り物感ありありの張りぼて式」。
シリアス・シビア物でもその張りぼて演出・セットのせいで映像の中に入り込んでの疑似体験・疑似感覚を味わうことがまずできないが、本作も冷めた傍観者に終始。しかもイライラし通しなので全く救いようがない。(30分経過くらいか
ら1.5倍速視聴)

他者のけなし批評は読んでいて不快・不愉快な場合が殆どなので、当然このレビューも他者にとって不快・不愉快なものとなろう。有能な映画監督の作品を酷評するなんてできる立場にないことは認識していても言わずにはいられなかった。

後に肯定点を見いだせたなら追記させていただきます。

032004
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