アベジュンイチ

ジュラシック・パークのアベジュンイチのネタバレレビュー・内容・結末

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

「生命は道を探し出す」〜イアン・マルカム〜

星5つじゃ全然足りない、星1兆個くらいないとこの映画を評価できないとか思いつつリバイバル上映されるということで劇場で初体験してきた。

思えば5歳の頃、父に観に行きたいとねだって「怖い映画だからダメだよ」と言われ、レンタルビデオが出てから改めて観た本作。字幕版をレンタルしたためほぼ内容はわからなかったが当時の最新技術を駆使して現代に蘇った恐竜に恐怖した。その後、VHSが発売になりお年玉をブチ込んで日本語吹き替え版を購入し改めて物語を知ることになり更に恐怖した思い出。

昨年30周年ということでリバイバル公開などされていたのだが、見事に逃してしまい悶々としていた時に新文芸坐で1〜3の連チャンと1だけ上映というメニューを見て即チケットを取った。

話は散々擦られているので改めて書くこともないと思うが、週に1度この映画をAmazon Primeで好きなシーンだけ観ている者としては、立派な音響と4K映像で体感できたということだけで感動なのだが、観ながら「え、この劇伴知らない!?」とか「あ、こんな物音鳴ってたんだ」とかびっくりすることが多かった。

そしてやっぱり大好きなスタン・ウィンストンが手がけたアニマトロニクスたちのライブ感は大画面で見てこそだなと思った。獲物を狙うヴェロキラプトル、迫り来るティラノサウルス、中毒症状を起こし荒い息をするトリケラトプス、優しい眼差しでグラントたちと触れ合うブラキオサウルス…それぞれ個性のある造形の恐竜たちが人間に迫ってくる様子は、やはり大画面で観てこそだなと思った。

因みに、5歳くらいの男の子がお母様と一緒に観にきていた。その年でこの映画を映画館で体感できるなんて…と素直に羨ましかった。