non

ロスト・ハイウェイのnonのネタバレレビュー・内容・結末

ロスト・ハイウェイ(1997年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

ずっと気になっていてやっと観ることができた。デヴィッドリンチの作品を見るのは今回が3作目だった。(マルホランドドライブ、ブルーベルベット、ロストハイウェイ)
マルホランドドライブが1番だと思ってたけど、ロストハイウェイの方も同じくらい好きだったかも‥
両方とも現実と妄想が入り混じっているけど、マルホランドドライブのほうは境界が分かりやすく、ロストハイウェイは最終的には境目が曖昧だった気がする。

デヴィッドリンチの作品は、観賞後振り返る時の感覚が、
あの旅行楽しかった、あの旅館はとても良かったしご飯もとても美味しかった、みたいな感覚じゃなくて、
あの時期はこうだったなあと、しみじみ振り返る感覚に近いなと思う。。。
ある年とか、ある数年間とか、まとまった期間のことを断片的に思い出して繋ぎ合わせて感慨深くなるような。。
観ている時には断片的なイメージに見えて、繋がりが分からず混乱したりもするんだけど、観終わったあと色々なシーンを繋ぎ合わせると、こうだったんじゃないかなーって思ったりして、この鑑賞後の感覚は他の映画ではあまり得られない気がする。

ラストシーンは電気椅子での処刑をあらわしている、という解説を観て、最後の静けさが腑に落ちた。
non

non