ジャンキーの意見

戦火のかなたのジャンキーの意見のレビュー・感想・評価

戦火のかなた(1946年製作の映画)
4.5
イタリア語と英語と時折ドイツ語の入り混じる多言語映画だった。前半の3つのエピソードが特に、言葉の通じない者どうしがコミュニケーションしながら、他者との距離がどう縮まっていくか(あるいは縮まらないか)が描かれているの興味深い。それから直接的な戦闘シーンがあるのは最後の話だけで、他はどこか日常というか生活と地続き。その意味で「かなた」というこの邦題のつけ方はかなり上手いな、と。