ビニールハウスとか不良少女集団のあたりで、観るのやめようかとさえ思ったけれど、館に入ってからは最高。
マルチェロ・マストロヤンニだし、『8 1/2』のセルフパロディってことは明白。特に滑り台を降りながら女性遍歴を思い出すの、マジでくだらない。だから面白い。『8 1/2』は猥雑ではあるけれど、やっぱり真面目で隙がない。
それと比べて、この映画は隙しかないし、マルチェロ・マストロヤンニが共産主義とかキリスト教の倫理とか小難しいこと考えずに、おっぱいにしか興味がないのが素晴らしい。
冒頭の列車の揺れ方が激し過ぎるし、そこから今作がセックスの話だと分かる。
フェミニストに対する揶揄?はモヤっとしちゃうけど、後半のおっぱいおっぱいおっぱいの言い訳だと捉えておきます。
あと、腹筋しながらオナニーするのはフェリーニの他の映画でもあったよね?