マストロヤンニの渋さが周りのネジのハズレ具合と相まってくだらなさを増幅させる前半。マストロヤンニも頭がお花畑になっていくに連れて画面が彩度を失っていく後半。かなりくだらない(いい意味で)のにセットは…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
誠に長い夢落ち。女への幻想がとりとめもなく出現するが、ニノ・ロータを失った音楽のように求心力がなく散逸したイメージしかない。考えてみればフェリーニの作品で惹かれる女優はアヌーク・エメを除いて出てこな…
>>続きを読むラストがトンネル入っていくところまで含めて良かった 隣の人は訳知り顔だったから全部が果たして空想だったのかみたいな想像も出来ちゃう
とことん騙され、とことん辱められる
これを滑稽と思わせる事に意図…
象徴主義?
男女の二項対立と抑圧の流転といったテーマももちろん興味深いが、議題に関して実はアジテーションのない映画だった気がする。フェリーニはいつもそうといえばそう。観客がフェリーニから与えられる…
女好きの中年男の白昼夢 スケベ顔のマルチェロ・マストロヤンニがとにかく最高すぎる 彼のことがさらに好きになってしまった 列車で会ったエロい熟女を追ってとあるホテルに迷い込む そこは女の都 総勢266…
>>続きを読む列車,触り,夫人途中下車,フェミニスト集会,男根崇拝写真,多忙家事コント.男フランケンシュタイン,結婚反対コール,キス顔写真映され,卵顔ポスター,ローラースケート,1日300周,女集団棒降り,男人形…
>>続きを読むこれはダンテの『神曲』のエロ版だ。
フェリーニにとっての地獄として過激なフェミニズムが現れ、案内人に連れられて煉獄へ。
そこで罪を償っていよいよ天国へ、という所で目が覚める。
揺れる列車はセックス…
嘘みたいなセットの迫力、バカみたいな話にとてつもない金がかかってて、こんな贅沢フェリーニぐらいしかできないよ。ムラムラヤンニのスケベな夢は明るいから笑えるけど状況や起こっていることはホラー。鏡や影の…
>>続きを読むビニールハウスとか不良少女集団のあたりで、観るのやめようかとさえ思ったけれど、館に入ってからは最高。
マルチェロ・マストロヤンニだし、『8 1/2』のセルフパロディってことは明白。特に滑り台を降り…