ノットステア

ナイト ミュージアム2のノットステアのレビュー・感想・評価

ナイト ミュージアム2(2009年製作の映画)
4.0
○感想
第1作目の方がドキドキ・ハラハラ感があって好き。
今作は楽しむ道を探そうと思える作品だった。(展示物たちは、ラリーが今の仕事を楽しんでいないように考えている。博物館の警備員の方が楽しそうだと思っている。)
新しい登場人物をたくさん出すために、博物館を変える。でも前作の登場人物もたくさん出られるようにしてる。だから寂しさもあまり無いし楽しいしでうまい。


○印象的な言葉
・ラリー「警備員だった。ニューヨークの博物館で。でも前の話さ。」
アメリア・イアハート「そう。なぜやめたの?つまらなかったから?」
ラリー「いやぁ最高だった。でも、成り行きで、別の方向に進むことになったから。」
アメリア・イアハート「今は何をしてるの?」
ラリー「あぁー、何て言えばいいかな。新しい商品を開発して、それを売る。」
アメリア・イアハート「それじゃあ発明家?」
ラリー「そう、僕は発明家。いろいろ作ってる」
アメリア・イアハート「もしかしてロケットとか?」
ラリー「違う」
アメリア・イアハート「水上飛行機?じゃ、飛行船?」
ラリー「いや、違う。飛行機の類いじゃない。もっと小型のもの。例えばー、そうだな、暗闇で光るライトとか、あれは僕の発明した商品。」
アメリア・イアハート「で、今の仕事は気に入ってる?」
ラリー「ああ、好きだよ。すごく気に入ってる。おもしろい。…何?」
アメリア・イアハート「ちょっと引っ掛かっただけ。おもしろくないのに、なぜその仕事をしているの?」
ラリー「いやぁ、おもしろい。楽しんでるよ。今はそう言っただろ?」
アメリア・イアハート「ええ、聞こえたわ。ミスター・デイリー。でも私の目の前にいるのは、ガッツを失った男性。」
ラリー「…失ってないよ。僕の…いや、ガッツはある」
アメリア・イアハート「なぜ私がパイロットになったか?」
ラリー「わからない」
アメリア・イアハート「楽しむため。楽しくなかったら意味ないでしょ?」

・ラリー「すまない、ジェド」
ジェデダイア・スミス「ああ、やれるだけのことはやったろ。クソ、あと一歩で奴を倒せた。」
ラリー「いや、博物館の仕事をやめたことだ。続けてれば、こうはならなかったかもしれない」
ジェデダイア・スミス「わかってないな、でか男。おれは助けてほしくて電話したんじゃない。たしかに、やばい状況になったけど、あっぷあっぷになるのは、これが初めてってわけじゃない。いいか、相棒。おれたちをお前が必要としてた。この二、三年、お前が着てるパリッとしたスーツは、死刑囚の服だ。どうめかしこんだって、中身は死んでる。お前らしくない。おい、もう一つ言わせろ。」
ラリー「何?」
ジェデダイア・スミス「夜はまだ終わってない。この真夜中のカウボーイにはまだ闘志が残ってる。お前にも闘志が残ってるだろ?火をつけろ。」

・アメリア・イアハート「楽しんでね」
ラリー「ありがとう」


以下あらすじです。





























○あらすじ
アメリカ自然史博物館での騒動から2年後。元警備員のラリーは、自分の会社を立ち上げていた。自然史博物館は改装のために休館となり、居場所のなくなった展示物たちはスミソニアン博物館の地下保管庫に保管されることになる。
スミソニアン博物館へと運ばれてきた展示物たちは、自然史博物館に残されるはずだった魔法の石版が猿のデクスターのいたずらで一緒に運ばれたため、夜になると魔法の力で動き出す。ところが、魔法の力がスミソニアンの展示物にまで命を吹き込んでしまったことから博物館内は大騒ぎになる。
その夜、ラリーの元に展示物から電話が入る。自然史博物館のファラオ・アクメンラーの兄であるカームンラーが、他の展示物を味方につけて世界征服を目論んで動き出したという。ラリーは石版を取り返すため、またまた奮闘することになる。
ラスト
ラリーはアメリカ自然史博物館の警備員として戻る。開館時間を延ばし、展示物が動いている時間に客がいる。ただし、石板のせいで展示物が本当に動いていることを客は知らない。