強火の原作厨なので今までずっと観る勇気がなかったのですが、音楽がくるり(大好き)なことと、池脇千鶴さんのビジュアルに惹かれて思い切って鑑賞してみました
以下、原作との比較が多くなりますすみません
恒夫くんのキャラは原作とやや異なる(原作の恒夫くんはもっと冷淡な印象)が、これはこれで良いなと思いました。
池脇さん演じるジョゼは見た目も喋り方もイメージ通りで、最高にかわいい…!
おばあも癖強くて好き。役者さん上手い
オリジナルキャラたちも中々よかったです。特に好きなのはコウジくん。ジョゼたちが旅行で使う車を貸しにきてくれたシーンが好き。
かなえちゃんはマジで嫌な人間すぎて笑っちゃった。福祉の勉強をしてると言いながら、ジョゼを見世物みたいに扱って、挙句恒夫がジョゼとくっついたら嫉妬のあまり「あなたの障害がうらやましい」とか…(そのあとのジョゼの台詞が重い)
一番好きなシーンは、「お魚物語」でのジョゼの長い台詞。「アンタとこの世で一番エッチなことするために〜」のところで泣いてしまった。
とても素敵な映画でした。原作にあった静謐な終わりの予感、どこか浮世を離れたようなエロティックさ、そして(とりわけ女性の)障害者をとりまく厳しい現実、すべてがしっかり描写されていたと思います。結末はあれしかなかったと思う。原作でもあの続きはきっとそうなったでしょう。
他にもいっぱい書きたいことあるけどこれぐらいで!