至急ご開封ください

奇跡の海の至急ご開封くださいのネタバレレビュー・内容・結末

奇跡の海(1996年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

愛だネ……
アタシもベスと同じ立場に立たされたら絶対同じことする、バカだし、誰かへの愛が何よりの生きる意味だから
以下雑語り
ヤンがクソ男だとここのレビューでチラホラ言われてるし作中でもアンダーソン先生にのぞき趣味の変態中年呼ばわりされてたけどアタシは彼のこと好き、ヒステリー起こして工事の足場みたいなところに登ってゴンゴンやるベス(ここも作中で信仰の象徴とされている鐘を鳴らしていると捉えることかできる)を追っかけて、一緒にゴンゴンやってくれたシーンとかさ、めっちゃいい旦那やん 今流行りの理解ある彼くんよりよっぽど理解ある
あんなこと言い出したのもさ、ベスを不具の自分に縛り付けていたくないという思いやりからデショ 他の男とのセックスの話を聞いたら俺らセックスしたのと同じ!みたいなん言ってたのも多分本人的には無理筋だな〜と思いつつベスに罪悪感を抱かせないようにするためだと思うんよ
でもねこの「他の男とのセックスによってベスとヤンが繋がれる」っていうのアタシめっちゃ良いなっと思ってて、だってそれってめちゃめちゃ愛じゃんか、あなたがそこにいないことはあなたがそこにいることなんだよ
アタシは遠藤周作が好きで、キリスト者の彼はこの映画と同じようなテーマの作品をたくさん書いてるけど、やっぱさこの映画や遠藤が言う通り本当の信仰ってピュアな愛と献身なんだなって
あーアタシにもこれぐらい身を削って愛したくなるような相手が現れたらいいのにな!