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酔いどれ詩人になるまえにのbennoのレビュー・感想・評価

酔いどれ詩人になるまえに(2005年製作の映画)
4.5
 チャールズ・ブコウスキー
        ×
マット・ディロン

大好きな2人の人物……至福の時を過ごせました…。

アメリカの詩人チャールズ・ブコウスキーの自伝的小説『勝手に生きろ!』の映画化…彼の作品は大好きで特に「町でいちばんの美女」は愛読書!

"酒・女・ギャンブル"好きのパンクなおじさん…。人物像は勿論、一見すると場当たり的なただの呑んだくれ人生…でもその中に見える誠実さや優しさ、子供っぽさ、本気で生きる姿勢がとても魅力的です。

そんな彼の役をこれまた大好きなマット・ディロンが演じます。恰幅良くいい感じのイケオジになったマットはさらにカッコいいです。

そして彼以上に負けてないのが恋人ジャン役のリリ・テイラー…。筋肉質の肉体とやさぐれ感がファンキー!2人の似た者同士の関係も心惹かれます。

マットの魅力はその風貌に留まらず、一番は声!作中では彼の朗読でブコウスキーの詩が堪能できます。

またオープニング、エンディングの曲が最高!
Kristin Asbjornsen ♪ I wish to weep ♪
         ♪ slow day ♪
そして作中では大好きなクラッシックの交響曲…
ブラームス交響曲第3番第3楽章が流れます。

Factotum(原題: 雑役係)のように仕事には就くものの、すぐ辞めるかクビ。そんな人生の繰り返しでも、彼にとって唯一の救いは…書くこと…。

“If you’re going to try, go all the way.
      Otherwise, don’t even start.”
もし、何かにトライするなら徹底的にやれ。
        でなきゃ、やるな。
      
      ーチャールズ・ブコウスキーー


thanks to; のんchanさ〜ん𓂃𓂂𖡼.𖤣𖥧𓈒◌܀
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