バス釣り太郎

サンタ・サングレ/聖なる血のバス釣り太郎のレビュー・感想・評価

4.1
本来ホドロフスキーの持てる無限の想像力がサーカス団のフリークショー程の範囲に留まってしまった印象はあるけど、商業映画を意識したとだけあってお話が(珍しく?)分かりやすくて普通に楽しめた。
ピアノ弾くところ、この憎悪と憧憬が入り交じる歪な献身こそ母親への愛なんだよなあとめっちゃいいなあと思って見てた。支配からの脱却と、成長のために母を切り捨てることを前提に置いたこの上ないハッピーエンド。