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嵐を呼ぶ友情のhummingbirdのレビュー・感想・評価

嵐を呼ぶ友情(1959年製作の映画)
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同じ監督の「嵐を呼ぶ楽団」のようなジャズバンドの話かと思ったら、メインは親子の確執。小林旭がシリーズものをやり始める前の作品のようだ。

川路民生と沢本忠雄のダブルトランペットがすごく絵になっていて、メインでないのがもったいないけど、悪い人がいなくて気持ち良く見られる(でも、親子のツンデレぶりにはびっくり。あとアキラの感情がいまいち不明)。

宇野重吉と浅丘ルリ子が家で話すシーンなど、カットを細かく割ってるところがうまくてびっくり(撮影は川島雄三の日活時代の作品を撮ってた人のようだ)。

病院の後、宇野重吉と浅丘ルリ子が川辺で話すシーンも、カットを割ると、青空から夕焼けになって、とても美しい(しかも鉄橋を通る電車も)。

沢本忠雄と川路民生が、小林旭と恋人の仲を取り持とうとしつつ、自分たちにもチャンスがあると分かると喜んだり、がっかりしたりするのが細かくて楽しい。いいヤツら
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