宙2秒

ダーク・ウォーターの宙2秒のレビュー・感想・評価

ダーク・ウォーター(2004年製作の映画)
3.7
・原作は鈴木 光司の『仄暗い水の底から』の短編の一つで、同タイトルを映画化したものをハリウッドでリメイクした作品。

・アメリカの幽霊ホテルで女学生が失踪して、エレベーターに不審な映像が写っていて、屋上のタンクから死体が発見されたという事件は実際に起きている。(セシルホテルのエリサ・ラム事件)てっきり、それが元ネタかと思ったが、この映画の公開はそれよりも前!!でも、この話を知ってると知ってないとでは温度が違うので、これから観る人は知っておくべし。

・リメイク版のこっちから先に観てしまったので、日本版より全然インパクト強。よく出来たホラー映画です。最後の方は往年のアメリカンホラー的な演出で笑えましたが。

・この島?の軍艦島みたいなアパートは凄いね。実際にあるのかな?日本の団地とは比べものにならないくらいオンボロで、よく女性でここに住もうと思ったなーというくらいの劣悪な物件。

・日本との違いはリアルに危ないことでしょう。子供がいると余計に不安になりそうな住環境です。ホラーでなくとも恐い。

・ジェニファー・コネリーと黒木瞳の差かなー。これを観てからオリジナル版を観ると、すご〜くイライラする。

・最後は本当に幽霊みたいな手をしてた。

・精神的な原因による幻覚か否かが描かれるのってホラー映画には多いんだけど、黒木瞳の方は普通に情緒不安定なオバさんだったから、どうにもシンクロしにくくて、怪奇現象が起きても、妙に白けてしまうことが多かったが、リメイク版は頭痛薬を飲むシーンや、管理人や不動産屋のいい加減さの背景もちゃんと描かれていて、かなり理にかなっている。

・最後のオチもこっちの方がわかりやすい。オリジナルは意味不明だった。

・アンジェロ・バダラメンティ!
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