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X-MEN:ファースト・ジェネレーションのtanakaのレビュー・感想・評価

4.0
いやあ面白かったなあ。X-MENだから、という理由を除いても、エンタメ映画としての完成度が高いと思います。マシュー・ヴォーンの飽きさせないスピード感ある展開が心地よく、観終わるまであっという間でした。

X-MENが悲しいのは、争ってる者同士に問題の原因が無い事なんですよね。問題の根底には必ず、彼らを虐げてきた社会や人間達があるんです。チャールズもエリックもミュータントの未来を大切に考えているのに、訣別せざるを得ないのが何とも悲しいですね。パトリック・スチュワートとイアン・マッケラン演じる1作目の時点で、旧知の仲である事が台詞から分かりますが、こんな過去があったなんて。

また、小ネタも散りばめられていて面白かったです。恐らく幼い頃のストームらしき女の子が一瞬出てきたり、アザゼルはあのキャラの父親らしかったり、皆知ってるあの人も出てきたり等など、初期3部作に繋がる小ネタに嬉しくなりました。

ニコラス・ホルトやゾーイ・クラヴィッツがマッド・マックス前に共演してたのも新鮮な驚きでしたね。
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