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マングラーのHKのレビュー・感想・評価

マングラー(1995年製作の映画)
3.0
フィル友さんからスティーブン・キング原作の映画化の中でも名作だと聞きまして、それまで存在すら知らなかった本作をU-NEXTでみつけて鑑賞。
監督は『悪魔のいけにえ』『スペース・バンパイア』なんかのトビー・フーパー。
原題もそのまま“The Mangler”で、バケモノの名前かなんかかと思ったらクリーニング用の大型プレス機のことでした。
『クリスティーン』のプレス機版とでも言いましょうか、いちおうギャグ要素抜きで大真面目に作ってあります。
原作はキングの短編『人間圧搾機』、もうタイトルがスプラッタ。

このレバーやらハンドルやらがたくさんついた巨大なプレス機、もう登場した時からいかにも人が巻き込まれそうなんですが、やっぱり犠牲者が一人また一人と無残な姿に。
しかもこの工場のオーナーは両足が義足で体のあちこちにキズのある不気味で不遜なオヤジでどこかで見た顔だと思ったら『エルム街』シリーズの“フレディ”ことロバート・イングランド(わっ!こんなジャケ写か)。
あきらかに元凶はこのオヤジなんだろうと想像はつきますが、実はこのオヤジ、原作には登場しないんだとか。
え? ということは原作では・・・

最近の作品に比べればスプラッタ・レベルはかなり低目。
私はその方が観やすかったんですが、面白かったかどうかはまた別。
続編が2本もあるようなのでそれなりにヒットしたんでしょうが、私の好みではありませんでした。

余談ですが、この大型プレス機の形状、私が昔勤めていた印刷工場の4色刷りドイツ製の大きなハイデルベルグ印刷機をちょっと思い出しました。
もちろん、そこでは変な事故なんて起きてませんよ。
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