第3逃亡者

どん底の第3逃亡者のレビュー・感想・評価

どん底(1936年製作の映画)
5.0
どんだけ人生経験積めばこんなフィルムが撮れるようになるんだ。ギャバンのヘッヘッヘッて笑い方が好き(育ちが染み着いてる)。画面の奥と手前で交わされる挨拶(二、三度)や、終盤警察がキスをするギャバンとナターシャを引き離す時のワンカットのショットがいい(ナターシャが腕で顔を覆うのが可愛らしい)。輪郭を縁取るような光の当て方から瑞々しさを感じる。アル中の役者がトリュフォーに見える