このレビューはネタバレを含みます
前回もそうだったけど、玩具が基の実写映画で、これほどのリアリズムを表現したのはスゴいよなぁ。大概この手の作品って、チープさが先行するのに、そのチープが今回でもこれっぽっちも見られなかった。
前作では控えめだった火力・器物破損ぶりも『リベンジ』でバージョンアップ、どころか出力最大に。
上海でフルスケールの大立ち回りが始まって、以降必ず周辺地域は大破壊の有り様にw
物語もごちゃごちゃしてるが、一応筋は通っているし、涙腺が何度か緩んだこともあって、侮れない。
特に二つは燃えました。
一つは前作にも出てたシモンズが味方になった。嫌味は健在なんですが、セクター7時代の知識でサムたちを助けてく。しかも今回度胸も見せて、頼れる大人の仲間入り。エジプトではピラミッドでデッカイ相手に意地を見せ、文字通りのガッツを証明。あそこカッコ良かったなぁ✨
二つ目はエジプトでの混沌化した戦争模様。サムたちとエップスたちがようやく合流出来たときのサントラとカメラワークの緊張感がスゴすぎて、三途の川の一歩手前まで行ってしまったサムの蘇生は、これまでにベイの映画の名場面の一つです("ベイヘム"の究極系と言っても過言じゃないぐらい)。
ベイはやっぱりカオスの描き方がホントに巧い!
海外旅行が出来ない人にはロケーションで楽しむも良し、破壊を堪能したい人は破壊の波に溺れるも良し。
まあ、ギャグとキャラクター(キャロウェイとか、ツインズとか)は楽しめる人でご勝手にだが。
3Dでもベイヘム駆使であらゆるレベルをアップさせた『ダークサイド・ムーン』の方もまた堪能したいな(明日試みる予定)。
総括。
話がもちっと装飾過多をやめていれば、もっと良かった映画です。