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ZOMBIO(ゾンバイオ)/死霊のしたたりのmylifeのレビュー・感想・評価

4.4
遥か昔に観た覚えのある「ZOMBIO/死霊のしたたり」を再鑑賞してみた。監督はスチュアート・ゴードン。1985年のアメリカ映画なのだ。

コレも、当時を代表するホラー映画の一つやんね。マッドサイエンティストな印象が強い本作。個人的には、その辺がポイントで、他の作品と棲み分けていたんやなぁと、勝手ながらそんな印象が残っていた。

さてと、ウェストの登場。彼こそが、マッドサイエンティストの張本人。ダンの部屋に同居人として居座り地下室をゲット。よからぬ研究に日々、精を出している。つまりは、死人を甦らせる方法を…

敵対するはドクター・ヒル。こいつが、かなりの鍵を握るキャラ。脳外科の権威とまで言われている人物なので色んな面で手強い。つまりは、ドクター・ヒルが本作の面白さを相当に底上げしているのは間違いない。

頭と胴体を切り離されても、ゾンビとして知的に動けて喋れるのは彼ぐらいやろうからね。こちらも、ゾンビ化してからが、特にマッドサイエンティストの雰囲気を漂わせてくる。

何かと計算された行動をするので、ほんまにゾンビなの?って、少し不思議なくらい。だけど、この存在はすこぶる良い。とまぁ、見た目のインパクトも相当に凄いけどね。

ラストは、そんな展開で幕を閉じるんやったっけ。何かどっかで見た終わり方のような気もするが、ソレが何かは思い出せない。だったら、言うなよ。って、自分でも思うが呟き程度に言ってみたい気分。

ゾンビ映画としてはかなり異質でロメロの描くゾンビとは、まるでタイプが異なる印象。だけど、それでいて、こんなにオモロイ作品となっているのは科学的な要素を取り入れたアイデアの勝利なのかも。

全くの余談やけど、ピーター・ジャクソン監督の「ブレインデッド」が、もう一度観たい。ただし、観れる手段が全くないのだ。配信や宅配レンタルにも無いしDVD も高騰するわで、お手上げ状態。諦めないといけないのか。更にグチをこぼすならドイツ映画の「es」。宅配レンタルで1年以上待ってんねんけど、ずっとレンタル中。どんだけ人気やねん。
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