着信音が本作のメインテーマ。
という程度には思い入れがあって、且つ、久し振りに理想的な環境で観賞出来たとなればこれはもう冷静さなんかは放棄した上で感想を述べますけれども。
端的に。
控え目に言って。
オープニングからエンディングまでずっとフル勃起が続くくらいの大傑作ですよ。
蘇生後狂暴化した猫を大人しくさせる方法、転がりやすい生首を安定させる方法、これらの場面の段取りとテンポ感、そして観客に先読みさせる見せ方が見事、大爆笑を誘うじゃないですか。
その魔法みたいな冴え渡る演出がエンディングに於いても発現、高揚の先で悪夢を予感させながら絶頂に誘うような暗転、言葉にならない感動を覚えさせて呉れますよ。
スチュアート・ゴードンが自作で繰り返し描くモチーフ、脳医学の権威だっけか、なんて呼ばれてるのに自らの性的好奇心、異性に対する執着心に実に素直に行動する博士もどこか憎めなけりゃああれをあれしてあっぱらぱーにされちゃう偉い人も可愛い。
自然のまんまで眩しいくらいに綺麗なバーバラ・クランプトンのおっぱいも忘れちゃいけない本作の重要な構成要素。
山場のしっちゃかめっちゃかも、物語上でも映画的にも必然があって以て集束した結果、故に気持ちも乗ってて盛り上がるに必至、そして前述したエンディングに繋がる訳ですからしてもうこれは本当に。
大傑作に他成りませんよ。