観終わった後、しばらく余韻に浸ってしまいました。記憶に残る映画になると思います。
映画を通してジャックの代理体験をしているからこそ、偽り続けることの罪悪感や何気ない日常の幸せ、そして周りに否定され追い詰められていくことの恐怖に何とも言えない気持ちにさせられました。
ただ第三者の目から見ると、やはり「只の」猟奇的な異常殺人者。
物語の途中から、主人公の体験をしている自分と、有名な殺人鬼の釈放に恐れ排斥せんとするモブに感情移入している自分がいました。
事実、日本の少年Aこと酒鬼薔薇が実は辛い過去を背負っており悲惨な人生を歩んでいたんです…なんて幾ら言われたところで何も変わらないんですよね
