エンタメ性を犠牲にしてリアリティを追求したSF映画。
異性からの飛来物に対して、各分野の専門家が招集され、解決に向けて尽力していく展開は『メッセージ』とも近しい。
冒頭「死の街」に訪れたヒリヒリ感から、ミステリー的展開で引っ張るスリラーなのかと思いきや…、以降はほぼほぼ実験室。
科学者たちが実験室の中で缶詰になりながら、地道にトライを繰り返し、問題の真因を探っていくような展開。
途中で起こるトラブルや人間関係のあれこれも、現実にありそうなものばかりで、本当に実録映画のよう。
ただ面白いかと言われれば何とも…。まあまあ長い上映時間の中、変わり映えのしない画を見続けるのも結構な苦痛ではある。