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影なき男のhummingbirdのレビュー・感想・評価

影なき男(1934年製作の映画)
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ハメットの同名作品の映画化でユーモア・ミステリー。豪華でモダンな生活、クセのある登場人物と、おしゃれなセリフで、すごく雰囲気が良い。

ハメットのハードボイルドは登場人物が多くて頭がごちゃごちゃになるけど、これも似ていつつも、登場人物のキャラが立ってる分、分かりやすい(話はたわいない内容だけど)。

映像はごく普通のカット割。シットコムのような(3方向に壁)セットじゃないかと思うけど、見ていて違和感がない。

アステアの「トップ・ハット」とかルビッチの映画にちょっと似ていて、30年代はモダンなコメディがはやりだった??と思ったら、この作品はスクリューボールコメディに入るらしい。

こういう作品好きだけど、全部お金持ちの世界の話なんだよねえ(これも、ノラがお金持ちで、ニックは逆玉に乗った設定らしい)
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