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ミラノ、愛に生きるのlemmonのレビュー・感想・評価

ミラノ、愛に生きる(2009年製作の映画)
3.7
全編通してとても美しい作品だった。
不倫劇と一言で終わらせられない女の再生。

勝手。
それにクライマックスの事件からの展開には空いた口が塞がらなかった。
ただどうしてかその勢いに負けて道徳心抜きで「かっこいい」と思ってしまった。

ティルダスウィントンは不思議な吸引力を持った女優だ。「少年は残酷な弓を射る」「フィクサー」と言った薄幸の印象が自分にはあったが、本作は一変して透明度の高い生命力を感じた。

この手は不幸さをヒロインに押し付けて、そこから抜け出したい感を出す作品が多いが、ただただ目の前の愛に走った、と言ったところもなんだか良かった。
悪くいうと、やはり「勝手」になるのか🤔。

いやーでも良い作品でした😆。
映像にも技あり!
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