ミラノ、愛に生きるの作品情報・感想・評価

「ミラノ、愛に生きる」に投稿された感想・評価

こ

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4.2
祖父が亡くなることで資本が家族以外に回収されていく没落貴族のような家庭で、その閉鎖的で封建的な中での母親としての役割から、思春期的なところまで退行するというか解放されていく話
We are who we areの8話にあった、感情が物語と画面の両方を一気に飛躍させたようなマジカルな展開が最後にあって最高だった
ゆっくり這って対象含めて見渡して何か感情的な動きが起これば急に素早く動いてっていうこの監督の特徴っぽい蛇みたいな変なカメラワークは他作品と共通だけど、光含めて夢見心地な撮り方で、90年代メロドラマみたいな見た目で、この人の作品それぞれルックが違うのがいいなと思った
T太郎

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2.8
169
こういう不倫物って、なぜかサスペンス的な緊迫感がある。

ティルダ・スウィントン、年上やけど好きです。
・・・年上は関係ないか
lemmon

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3.7
全編通してとても美しい作品だった。
不倫劇と一言で終わらせられない女の再生。

勝手。
それにクライマックスの事件からの展開には空いた口が塞がらなかった。
ただどうしてかその勢いに負けて道徳心抜きで「かっこいい」と思ってしまった。

ティルダスウィントンは不思議な吸引力を持った女優だ。「少年は残酷な弓を射る」「フィクサー」と言った薄幸の印象が自分にはあったが、本作は一変して透明度の高い生命力を感じた。

この手は不幸さをヒロインに押し付けて、そこから抜け出したい感を出す作品が多いが、ただただ目の前の愛に走った、と言ったところもなんだか良かった。
悪くいうと、やはり「勝手」になるのか🤔。

いやーでも良い作品でした😆。
映像にも技あり!
JackieB

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4.2

このレビューはネタバレを含みます

イタリア映画を一括りで語るのはナンセンスだけど、それでも思うのは、どの作品も、美しく、芸術的であること。

濡れ場の合間に挟まれる草花の露っぽさ。視覚や情報を敢えて限定し、からだのパーツをアップにすることで作る妖艶さ。俯瞰ばかりでない、省略することで画を引き立たせる技術が映画を通して詰まっていた。唾液を二度も滴らせる女性同士のキスシーンもとても魅力的。

家政婦とエンマの絆が、とても素敵だった。何より、その説明の少なさが素晴らしかった。映画の中では一瞬しか写らない若き日の家政婦の姿。あの一瞬が、クライマックスに繋がる。エンマの気持ち、状況を理解し、真っ先に荷物を詰め込む姿、その後の号泣は、圧巻の演出だった。お互いへの深い理解なくしてそれはなく、そこにつながるのが、若き日からの二人の関係性であり、恐らくはロシアから嫁ぎに来たエンマの心細さを埋めてきた家政婦の存在に想像が繋がる。最小限の映像が想像を書き立て、心を揺さぶる、緻密でセクシーな構成。


旦那を捨て、子供たちを捨て、一番の理解者であった息子も裏切り、愛に走ったエンマ。はじめてアントニオとキスをしたときの笑顔は、年齢を忘れさせる初々しさがあった。原題はイタリア語で「私は愛(I am love)」であり、なるほど、彼女の姿こそ、愛、というものなんだ。
mtmt

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3.5
ティルダ・スウィントン演じるロシア出身の主人公はミラノの名家で夫、成人した3人の子供達と優雅な生活を送っていたが、シェフとして働く長男の親友と知り合った事で彼女の感情がざわめき始める…。スウィントンはオレンジ色がとても似合うなぁ。なお覚醒する女性の物語なのだが、なぜかホラー映画テイストも感じられた。
ANAtommy

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4.0
始まりのグレーがかったソールライターの作品のような雪景色とその後の鮮やかな映像とのコントラストがすごくよかった
ティルダの表情の演技は語らなくとも全てが伝わり素晴らしいと思った
ルカ・グァダニーノが世界的に名前を知られるようになった作品。

展開としてはあまり惹かれるものがなかったけれども、映像表現の耽美さは後に代表作となる君の名前で僕を呼んでに匹敵するものがあり、その点だけでも鑑賞した甲斐があったと思えた。

しかし劇中でイタリア語とかロシア語とか話してるティルダ・スウィントンだけど、彼女なら吹き替え無しでも余裕で話せそうと思えるから凄い。
Taul

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2.0
ティルダ・スウィントン主演の「ミラノ、愛に生きる」を梅田ガーデンシネマで鑑賞。 確かにヴィスコンティっぽいところはあるが、どこを楽しめばよいかうまくつかめず。 ジルサンダーの衣装はカッコよかった。
aoringo

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3.5
衣装提供にジル・サンダーなど参加しており、お屋敷の調度品などインテリアも格調高く美しくて、キャストさんも含めて映像が美しかった〜✨

静かな夜中に一人で鑑賞するのにピッタリな映画でした〜

物語は、ミラノに暮らすお金持ちの奥様が、息子の友人(仕事仲間)と恋に落ち、情事を重ねていき、止められない思いはやがて家族を巻き込んで行く、みたいな感じですが、そんなにドタバタした雰囲気はなくてあくまで静かに進んでいくなかで、けれど心の激情みたいなものはしっかりと、伝わってきました。

どんなにいいお洋服を着ていい暮らしをしてても、満たされないものってあるのですねぇ〜

レズビアンであることを隠している娘が、愛を貫こうとする母親にそっと共感する様子も、無言のシーンながらぐっときました。

このレビューはネタバレを含みます

ガダニーノの映画って、まるでそこに一緒にいてたかのように感じてしまうほどの観客と被写体の関係がとても親密になる瞬間があって、そこがとても魅力なんだと思う。
ヒツジのぬいぐるみをそっと手放させたあと髪を解くイーダの愛がハイライト。
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